創価学会の結婚式

勤行とは

 

 

ここで勤行について書くのは、創価学会の結婚式ではこの勤行が行われることがあるからで、きっちり形式化されているわけでは無いようですが、わりと行われているとされています。

 

勤行は仏教用語で精進することを意味している宗教儀式のひとつで、一般的には仏像などの本尊の前で、定期的に読誦したり礼拝したりすることです。

 

日蓮正宗と教義の根が同じの創価学会ででは、朝と夕方に、御本尊と呼ばれる曼荼羅に法華経の読誦、唱題を行うのが習わしで、以前は「五座三座」と呼ばれる方便、自我偈を朝5回、晩に3回唱えていたそうですが、大分簡略化されたのだと思います。

 

ちなみに本尊の曼荼羅とは、仏教における聖域、悟りの境地、世界観などを示す言葉で、それを仏像や文字などを用いて視覚的に表現しています。

 

創価学会は法華曼荼羅ということで、別尊曼荼羅の中のひとつで大日如来以外の尊像が中心の曼荼羅で、国家鎮護や病気平癒などの目的のための修法本尊として本来は用いられるものです。

 

修法には増益、息災、敬愛、調伏の4種があり、増益は長寿、健康など、息災は病気や天災などの災いを除くもの、敬愛は夫婦和合などを祈るもので、こう考えてみると結婚式には実に的確なものだと思います。